| Q1: |
総合学科とはどんな学科ですか? また,「系列」とは何ですか? |
| A: |
総合学科とは,普通科と専門学科で学べる学習内容の中から,各自の進路や興味・関心にあわせて,自分で時間割を作ることができる学科です。したがって,開設される科目数も多いのが特徴です。ただし,すべての専門学科で開設できる科目(学習内容)を網羅することは,施設・設備の関係で不可能です。各学校の特色を生かし,学べる学習内容を系統的・年次ごとに示しているものが系列と呼ばれています。 |
| Q2: |
総合学科の特色は何ですか? |
| A: |
@将来の進路を考えて,学ぶべきことはしっかりと学び,身に付けるため,生徒の皆さんが各自で時間割を作り,自分の計画で学習します。1年次は,高校で必ず学習しなければならない科目を数多く履修し,修得するために,ある程度時間割は決められています。しかし,2年次以降は各自の進路にあわせ,教科・科目を選んで,ひとりひとりが自分だけの時間割を作ることが可能になります。2年次以降の自分だけの時間割を作るために,総合学科では,1年次に「産業社会と人間」という科目を必ず学習します。この科目で,自分の将来の生き方や進路を考え,先生等からアドバイスを受け,さらには社会人の講演等を聞き,2年次からの自分の時間割を作ります。
A自ら課題を見付け,自ら解決を図る学習を重視します。今「生きる力」が求められています。総合学科では,学び方を学び,生涯にわたって学び続ける意欲を持つことができるように,自ら課題を見付け,自分で調査したり,研究したりして,主体的に判断し,よりよく問題を解決する学習を重視しています。これができることが総合学科の特色であり,システムの良さです。 |
| Q3: |
安房拓心高校の総合学科はどうなっているのですか? |
| A: |
総合学科のシステムを生かし,専門高校として培ってきた教育内容を基盤とし,5つの理念を重視した教育課程の編成をしています。そのために,系列は,本校の特色を生かした園芸・畜産・土木・調理及び上級学校進学希望に対応できるよう普通科目を中心に学ぶ文理の5系列としました。入学前に,サマースクール等に参加し,系列体験をします。そこで,本校の総合学科でどのような学習ができるのかを理解します。
入学者選抜ののち,入学者全員が総合学科生として入学します。入学後,「産業社会と人間」で系列体験をするとともに,シラバス(授業概要)でそれぞれの系列で開設される授業の概要を理解する学習をします。また,自由選択科目Aで専門科目の基礎学習をします。そして,12月ごろまでに自分の進路にあわせた2・3年次の時間割を作成します。1年次の授業は,芸術Tと自由選択科目Aを除き,全員が同じ授業を受けます。芸術T(「音楽T」又は「書道T」のうちの1科目を選択)と自由選択科目A(「農業科学基礎」,「測量」,「フードデザイン」の3科目のうちから1科目選択)については,入学説明会時に希望を取り,入学後に決定します。なお,自由選択科目Aについては,土木系列希望者は「測量」を,調理系列希望者は「フードデザイン」を,その他の系列希望者は「農業科学基礎」を必ず選択してください。園芸・畜産・土木・調理の専門系列では,学習のねらいや内容をより明確にし,専門学科と同じ学びができます。新たに加わった文理系列は,普通科目を学習していく普通科と考えてください。ただし,他の普通高校と大きく異なる点があります。それは,各自の研究テーマを持って学習することです。2年次以降になると,時には,国語,数学,英語などを2時間連続で学習します。 |
| Q4: |
園芸系列ではどのような学習をし,どのような進路が考えられますか? |
| A: |
安房地区の農業教育の拠点校として,野菜,草花などに関する知識と技術を学校農場,地域農家等で主体的・体験的に学習します。さらに,この学習の成果を「課題別研究」(総合的な学習の時間)でまとめます。取得可能な資格としては,園芸装飾技能士や造園施工技術者などです。進路は,系列学習で得た知識・技術を生かせる農業自営,農業協同組合や造園関係企業などへの就職,農業系大学・大学校への進学が考えられます。 |
| Q5: |
畜産系列ではどのような学習をし,どのような進路が考えられますか? |
| A: |
我が国酪農発祥の地である安房地区の農業教育の拠点校として,乳牛に関する知識と技術を学校農場,地域農家等で主体的・体験的に学習します。さらに,この学習の成果を「課題別研究」でまとめます。進路は,系列学習で得た知識・技術を生かせる農業自営,農業協同組合や食品製造関係企業や牧場などへの就職,農業系大学・大学校への進学が考えられます。 |
| Q6: |
土木系列ではどのような学習をし,どのような進路が考えられますか? |
| A: |
系列指導と資格取得の一本化を図り,土木に関する知識と技術を主体的・体験的に学習します。さらに,この学習の成果を「課題別研究」でまとめます。取得可能な資格としては,測量士,測量士補,土木施工技術者,二級建築士4年実務などです。進路は,系列学習で得た知識・技術を生かせる建設・機械関係などへの就職,技術系の公務員,土木・建築系大学・専門学校への進学が考えられます。 |
| Q7: |
調理系列ではどのような学習をし,どのような進路が考えられますか? |
| A: |
系列指導と資格取得の一本化を図り,調理・栄養・食品等に関する知識と技術を主体的・体験的に学習し,調理師として活躍できる能力と態度を身に付けます。さらにこの学習の成果を「課題別研究」でまとめます。進路は,系列学習で得た知識・技術を生かせるレストラン,飲食店,病院給食関係などへの就職,栄養系大学・専門学校,製菓・製パン専門学校への進学が考えられます。 |
| Q8: |
文理系列ではどのような学習をし,どのような進路が考えられますか? |
| A: |
総合学科の教育システムを生かし,文系・理系に関する自らの研究課題を主体的に学習し,大学進学に必要な知識と教養等を身に付けます。自らの研究課題を本校の施設・設備を活用して「課題別研究」でまとめます。進路は,文系・理系の大学・短大への進学が考えられます。 |
| Q9: |
長期休業中の活用とは何ですか? |
| A: |
中学生向けには,サマースクールを開催し,総合学科の概要や本校の学習内容を理解してもらいます。本校の生徒は,補助生徒として実験・実習の補助をすることで基礎基本の定着を図ります。インターンシップを実施し,職業意識を高めるとともに,各自の進路選択に役立てます。資格取得のための学習や進学のための補習等を実施し,自己の進路実現に役立てます。 |
| Q10: |
自由選択科目Bとは何ですか? |
| A: |
系列学習とは直接関係のない選択科目です。学年の枠を取り払い,2・3年次の生徒が自分の興味・関心に応じて,自由に選択できます。2年次生と3年次生が一緒に授業を受けます。科目によっては,2年連続で履修しなければならないものもあります。 |
| Q11: |
「進路学習」とはどんな科目ですか? |
| A: |
高校の日課表は,通常,週5日間で,1日当たり50分間授業6時間で編成されています。しかし,農業や調理に関する管理能力や企画力などの実践的な能力や態度を身に付けるためには,これだけではとうてい不足します。たとえば,進路学習の深化・総合化の一環として,資格取得を目指すためには,日々の授業時間では十分な学習ができません。そこで,これまで本校では時間割で決まっている授業時間以外に放課後や長期休業中に「総合実習」や職場実習を実施し,大きな成果をあげてきました。総合学科でもこれまでの成果を踏まえて,放課後(7時間目)や長期休業中を利用したゼミ形式の授業を実施することにしました。これが「進路学習」です。具体的な内容は,次の(1)から(3)です。
(1) 資格取得
(2) 企業等の見学・調査・研究
(3) 大学等上級学校の見学・調査・研究
この科目により,これまでの資格取得のための学習時間を確保できることはもちろんですが,生徒の適切な進路実現を目指し,進路に関する学習の深化・総合化を図るとともに,よりよい自己実現を目指す能力や自発的・創造的な態度を育てることができると考えられます。 |
| Q12: |
これまで取得可能であった資格は,総合学科でも取得可能ですか? |
| A: |
すべて可能です。
専門系列で取得を奨励する資格としては,(造園施工技術者),測量士・測量士補,土木施工技術者,二級建築士4年実務,調理師などです。その他の資格としては,日本漢字能力検定,実用英語技能検定,硬筆書写技能検定,毛筆書写技能検定,危険物取扱者(丙種・乙種),毒物劇物取扱責任者,ワープロ実務検定,情報処理検定,アーク溶接特別教育,フォークリフト運転特別教育,車両系建設機械運転特別教育,ボイラー取扱技能講習,高所作業車運転特別教育などがあります。 |
| Q13: |
新しく取得可能な資格はありますか? |
| A: |
二級建築士4年実務があります。 |
| Q14: |
学校外の学修とは何ですか? |
| A: |
高等学校の授業以外に,自分の能力・適性,興味・関心等に応じて学習した成果を,校長が認定し,卒業に必要な単位数に加えることができる制度です。生徒の学習の選択幅を拡大するとともに,自ら学ぶ意欲を向上させることにより,生涯にわたる学習の基礎を培うという観点からできた制度です。 |
| Q15: |
これまでは各学科でそれぞれ定員が40名でしたが,総合学科でのそれぞれの系列に定員はあるのですか。 |
| A: |
入学時にはすべての生徒が総合学科生として入学します。系列学習は2年次以降になりますが,各系列の定員は原則としてありません。ただし,調理系列の授業を受けられる人数は「調理師養成施設指導要領」等により,40名に限られます。したがって,入学時は調理系列を希望していても,2年次では調理系列の科目を選択できない人も出てきます。 |
| Q16: |
いつ,どのように系列を決定するのですか? |
| A: |
入学前にサマースクール等に参加し,系列体験をします。そこで,本校の総合学科でどのような学習ができるかを理解します。入学後,「産業社会と人間」で系列体験をするとともに,シラバス(授業概要)でそれぞれの系列で開設される授業の概要を理解する学習をします。また,自由選択科目Aで専門科目の基礎学習をします。そして,12月ごろまでに自分の進路にあわせた2・3年次の時間割を作成することにより,決定します。なお,土木系列については,測量士・測量士補の国家試験が5月中旬のため,入学時には決定しておいた方がよいと思います。また,調理系列は施設・設備の関係で,定員は40名です。 |
| Q17: |
調理系列はどのように選抜されるのですか? |
| A: |
1年次の成績はもちろんですが,授業に取り組む姿勢や意欲等を総合的に評価し,決定します。 |